GIFU アート WEEK 2015
現代美術と陶磁器デザイン、それぞれのワークショップの企画を担当しました(主催アクティブG)。
まずは陶磁器デザイン。プロダクトデザイナーで愛知県立芸術大学 名誉教授 栄木正敏氏によるワークショップ。
レクチャーの後、栄木作品の型を数種類アトリエからお持ちいただき、それに泥漿を参加者の皆さんご自身で流し込んでいただき、様子を見て排泥。
型から外すのも組み立てるのもタイミングが悪いと大変なことに。
それでも皆さん、最後にはしっかりとした作品になり、乾燥して素焼きへと。
量産用の型を用いた制作体験でしたが、皆さんそれぞれの作品になりました。
制作中の真剣な眼差しと完成した時の安堵な表情、栄木さんの優しくもエネルギーのあるトーク。
皆さんとても満足されたワークショップでした。
栄木正敏
1977年度 工芸財団 国井喜太郎賞を受賞 1981,91バレンア国際陶磁器ガラスデザイン展にて 2度グランプリを受賞 1995国際陶磁器展美濃 '95銀賞'98銅賞 1997ファエンツァ国際陶芸展50回記念展「世界のデザイナー10人展」招待出品 2001韓国第1回世界陶磁ビエンナーレ展 銀賞 2006 日本陶芸100年の精華 茨城県陶芸美術館 2011 東京国立近代美術館 個展「栄木正敏のセラミックデザイン展」展を開催 2011 台北世界設計大展-国際工芸デザイン展 創新賞(2位)受賞 2013平成24年度 愛知県芸術文化選奨文化賞 を受賞
収蔵: 東京国立近代美術館、イタリア・ファエンツァ国際陶芸美術館など 国内外16ケ所の美術館
次は現代美術は淀川のゴミを拾って作品を作り始めた二人組、淀川テクニック。
10月27日(土)『みんなの靴が魚になる』と題されたワークショップ。
多くの子どもたちが集まり、大人の方もたくさん参加くださり、午前と午後で2mほどの骨組みに持参してもらった参加者の方々の靴を鱗に見立てて、付けていきました。
靴を付け終わった子どもたちは淀川から集めたゴミでオブジェ制作!
子どもたちのみならず、大人の方たちからもすごく楽しかった、と言っていただけたワークショップ。
子どもたちの作ったオブジェたちはどれも天才的で収蔵したいくらいの出来でした。
淀川テクニック
【パブリックコレクション】
- ジョグジャ・ナショナル・ミュージアム(ジョグジャカルタ、インドネシア)
- 高橋コレクション(東京)
- 宇野港(岡山)
- 宇治島(広島)
- 鞆の津ミュージアム(広島)
- 国立国際美術館(大阪)
- 北加賀屋みんなのうえん(大阪)
- 広島日野自動車株式会社(広島)
【出版物など】
- NHK・Eテレ「ムジカピッコリーノ」スタジオセット制作
- 「淀ブック」淀川テクニック+ARTZONE著、ARTZONE刊
- 小学校低学年むけの図画工作の教科書・「ずがこうさく・1、2」開隆堂出版や「中学美術」日本文教出版刊(中学生の美術の教科書)で活動紹介と作品の掲載
- 「瀬戸内国際芸術祭2013」日本郵便オリジナルフレーム切手のデザインのひとつとして作品「宇野のチヌ」を採用
- 「旅×アートVOL.1」ムック表紙、メディアパル刊