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岐阜県現代陶芸美術館(三島喜美代展)鑑賞会のお知らせです。

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近年ますます評価が高くなっている現代美術家・三島喜美代さんの大規模個展が現在多治見市で開催されています。
スタジオレコードでは2013年に三島喜美代さんのワークショップを岐阜で開催しており、以前からあった三島さんとの交流は20年を超えます。
今回のようにこれだけ多くの三島作品を一堂に観られる機会も少ないと思い、鑑賞会を企画しました。

三島作品は陶を用いたものが多いですが、美術の領域から陶という素材を用いた作家で、工芸家の思考とは少し異なる視点で素材を扱っています。
それでも素材が持つ危うさや質感が作品自体に大きな力を与えており、社会が産み出す「情報」や「ごみ」に対するメッセージが素材によってより鮮明になっています。
元々画家としてスタートした三島さんは現在も陶以外の素材を扱うことも少なくなく、樹脂や金属などイメージや形状に合わせ素材を選びます。
しかしどの素材でも制作する姿勢は長年一貫しており、近年のように大きな評価を得るずっと以前から借金も恐れず「命がけで遊ぶ」とご自身が話しているように集中力と遊び心と強い意志を持ち多くの作品を生み出してきました。
作品は巨大なものも多々あり、直島(香川)にある金属製のゴミ箱に陶でできた段ボールのゴミが入った作品の高さは4.5m。さらに東京の城南島アートファクトリーに展示されている「20世紀の記憶」というレンガを1万1000個も敷き詰めた作品のサイズは25m×11mにもおよび、制作年数も29年ととてつもなく長いです。
三島さんの作品はボストン美術館や大英博物館、パリのポンピドゥーセンター、森美術館、直島、京都国立美術館などなど国内外の多くの美術館に収蔵されています。
2021年6月27日(日)にはNHKの日曜美術館で「三島喜美代 命がけで遊ぶ」も放送されました。(弊社デイレクター・宮部も出演しています)

鑑賞会当日は特別に岐阜県現代陶芸美術館の学芸員の方に解説もお願いいたしました。
質問もできますよ!
ぜひこの機会に美術の面白さに触れてみませんか。

開催日:11月19日(日)と21日(火)
時間:13:30〜16:45
(三島喜美代展の鑑賞会は15時までの予定。その後希望者は近くの美濃焼ミュージアムを見学します)

参加費:美術館入館料のみ(高校生以下無料)
対象:スタジオレコードの各講座受講生とそのご家族、ご友人

集合場所および時間
お車の方:岐阜県現代陶芸美術館入口 13:15集合

公共交通機関ご利用の方:JR多治見駅南口 12:45に集合
タクシーで乗り合わせて会場に向かいます(実費負担・数百円程度)
現地でスタッフが待機してご案内致します。

追記10/20
※参加ご希望の方は11月10日(金)までに担当講師もしくはメールにてお申し込みください。
学芸員の方との調整もあるので、できれば5日(日)までにご連絡いただけると助かります。
JR多治見駅から乗合いでタクシー利用をご希望の方は当日連絡がつく電話番号もお知らせください。
よろしくお願い致します。

モザイクタイルミュージアム 企画展